ソフトエッジレーベル第一弾は、エド.ガ−ハードです。
エド.ガ−ハードは、フィラデルフィア出身で、14歳のときにギターを始め、ジョン.フェフィの影響を受け オープンチューニングを試し、独自の世界を創り上げてきました。
本人とのQ&Aから、エドの全てが伺えます。
Question 1
ライフスタイル: 現在どこで、どのように暮らしていますか。なぜそこで暮らしているのですか。
answer
アメリカ北西部ニューハンプシャーの小さな町で暮らしています。ここへは70年代半ばに友人を訪ねて来たのが最初で、その際にアコースティック・ミュージック・シーンの素晴らしさに驚かされました。他のミュージシャンはほとんど引っ越してしまいましたが、私は未だに留まっています。ここがとても気に入っているんです。すぐそばに山や海、それに無数の川や湖があって。一年のほとんどの時間はツアーに出ているので、静かで平和な、帰る場所があるのはとても大事なことです。それに自宅にスタジオがあるので、インスピレーションを感じた時にすぐにレコーディングができます。
Question 2
人生の宝物: 場所や物、最も大切にしている時間は。
answer
人生のすべてを宝物のように感じています。多過ぎて数え切れないぐらいです。今は自分のスタジオが人生で最も大切な場所のひとつです。ドアを閉じるたびに、とても幸せな、インスピレーションに満ちたな気分になれます。他にも、ツアーで世界中の多くの美しい場所を訪れる幸運にも恵まれました。旅をしたり、世界中の人々と出会うことは、私にとってとても大事なことです。物を所有することにあまり価値があるとは考えません。自分のギターを愛しているし、中にはとても美しい楽器もありますが、音楽がギターに内包されたものではないことを、私は知っています。音楽は自分の中にあるのです。音楽への深い愛情を授かったことには、常に感謝しています。そして、そうした多くの宝物を分かち合える素晴らしい妻にめぐり合えたのも幸運だと思っています。大切に思う時間は、いつでも「今この瞬間」です。私は今、自分の人生や音楽をとても幸せだと感じています。これまでに素晴らしい思い出をいくつも作ってきましたが、それはこれからも続くでしょう。思い出は、「今この瞬間」に作られているものなのです。
Question 3
略歴: いつ、どこで生まれて、いつからギターを弾き始めたか。
最初のコンサートはどこで行われたのか。
answer
生まれはペンシルベニア州、フィラデルフィアの近くです。音楽にはずっと興味があったのですが、ある日テレビで偉大なクラシック・ギタリストであるセゴビアの演奏を聴くまでは、あまり真剣に考えたことはありませんでした。その時は9歳か10歳ぐらいだったと思いますが、彼の演奏が私の人生を変えてしまいました。それまでギターだけの演奏を聴いたことがなかったのですが、子供ながらそれがとても深遠なものだと実感したのです。それからは、父にギターを買ってくれと何年もせがみ続けました。そして父はついに私の14歳の誕生日にギターを買ってくれたのです。私は何時間もギターを弾き続けました。ギターが私の人生の伴侶となるだろうことはすぐにわかりました。初めて人前で演奏したのは、15歳の時です。住んでいた町(ペンシルベニア州、ランズデール)の教会の地下に「コーヒーハウス」と呼ばれる小さな部屋があって、土曜の晩などはそこに子供達が集まって過ごしたのです。小さなPAシステムやステージも完備されていて、私達はそこで好き勝手に演奏しました。まるで本物のコンサートのようでした。
Question 4
あなたの音楽哲学は?
answer
音楽には様々な側面があると思うので、できる限り多くの種類の音楽を取り込もうと努めています。私自身は、根源的な真理を強く感じさせてくれる音楽を好んで演奏しています。音楽に対する私のアプローチは禅の庭園によく似たもので、個々の要素はシンプルかつ最低限、そして強さを持ったもの…、であるにも関わらず同時に複雑で興趣のあるものにするよう、心がけています。私の音楽に含まれる「静寂」を、批評家はよく話題にしますが、あれは本当の静寂ではないのです。私は、聴く者に静寂の中で孤独を感じてほしいとは絶対に思いません。それよりも、きたるべき静粛の予感を(音楽の)要素として使っているのです。ある音やフレーズが消えゆく際に、静寂の縁に触れることはあるでしょう。でも、それは決して真の静寂そのものにはならない。私は音楽という現象のこうした側面 に尽きせぬ興味を覚えるので、それをしばしば探求しているのです。また、音楽はなによりも芸術であり、とても深遠で印象深いものだと考えています。
Question 5
音楽を通じて伝えたいこと: あなたの音楽を聴く時、視聴者に何を感じてほしいですか。
answer
前に子供の時にセゴビアの演奏を聴いて、その深遠さに打たれたと言いました。それを理解できたということは、まだ子供だったとはいえ、私自身の中にも深遠なものがあったからだということに、後年になって気がつきました。自分の音楽が視聴者自身の持つ深く深遠な部分に触れることが私の望みです。私は自分の音楽や演奏が、感情と知性の要素に、そして真理の一端にとどくよう、努力しているのです。そして、視聴者に対しては最大の尊敬を持って接しています。音楽は私の中の最良の部分を呼び覚ましてくれたと感じているので、それが視聴者の中の最良の部分をも呼び覚まし、確信させることができると信じています。演奏している時は、私の中の最良の部分と視聴者の中の最良な部分が互いに抱擁し合っているように感じます。そして、それを体験できるのは、私にとって深遠で美しい、光栄なことなのです。
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